皆さんはナイキのシューズを買う時に目にしたことがある「フライニット」というものをご存知でしょうか?
通常のノーマルアッパーとはまた違ったホールド感です。サイズ感やラスト感が気になっているかたも多いと思うので、今回は同じサイズのヴェイパーフライ4パーセントを用意しました。
その違いと実際履いてみた感覚についてまとめたいと思います。
ナイキのアッパー


これがナイキのランニングシューズのアッパーです。
見ての通りそれぞれの用途にあったアッパーではありますが、どれも軽量化、通気性に優れているデザインで、走っていてもムレにくく、シューズと靴下の間で摩擦が起こりにくいデザインになっています。
ムレは足の敵!?
シューズの中で足が蒸れてしまうと、靴下とシューズの間で滑るようになってしまい、フィットしている靴でも中で、ずれてしまいます。
このズレにより足底や指に水ぶくれや血豆などの足底の異常にとつながってきてしまいます。
どうすればムレを対策できるのか
靴下の中で蒸れるわけなので、通気性のいいソックスを選ぶことがオススメです
蒸れてしまう前に予防をすることが大事です。
また、シューズも通気性がいいものを選ぶことをオススメしたいです
通気性がいいシューズといえば…。
ナイキのフライニットアッパー

フライニットは丈夫な上に軽量な糸を編むこむようにアッパーにしたものです。
ソックスのように足にフィットしてくるように作られており、ほぼつなぎ目がないようなデザインでサポート力はピカイチでした。
また高強度ファイバーをしようしているので、通気性、伸縮性は柔軟で、どんな足の形をしている人でも、履きやすいのが特徴です。
しかし、ナイキの場合元々のラストが細めになっているので、フライニットもスパイクのようにすこし細いなというイメージです。
自分の足にはばっちり!
心配なのがアッパーが伸びてしまうのではないかということでしたが、驚くべき耐久性で一切伸びてしまったなという感じはなく、最初に足入れした時の感覚をそのまま提供できるのも魅力でした。
新テクノロジー 3Dプリント
そしてナイキが発表した新テクノロジー『3Dプリント』です。
これまでのフライニットの技術の応用でただでさえ軽量化されているのにも関わらず、糸を必要な部分に3D加工技術で作り上げることで、糸と糸の摩擦が起きないようにデザインもすることができ、今まで以上に各選手の足に合ったシューズを作り上げることができます。
そこまで加工に時間をかけたわけは?
いまナイキが総力を挙げて取り組んでいるのが、『breaking 2』サブ2です。
人間の可能性の壁を越えるために厚底シューズや3Dプリント技術を用いているわけです。
その企画に取り組んでいる選手の1人がエリウド・キプチョゲ選手ですが、世界記録を達成した際、雨でシューズが濡れて重くなってしまったから2時間がきれなかったと言いました。その課題の打開策として提案されたのがこの3Dプリントでした。
ここまで人の技術は来ています。人の持つ走る力と科学の力でサブ2を達成するのも近いのかもしれないと思いました。
まとめ
ナイキのアッパーには一つ一つシューズにあった特徴が施されていた。
その特徴をどのシューズにも対応できるようになったのがフライニット技術
これまで以上の通気性、軽量性、足のサポート性ができている。
そしてその技術をより極限まで高めたものが最新の3Dプリント技術
一般発売されるのはまだまだ先なのかもしれないが、3Dプリントという技術があり、より限界を超えるためのコンテンツがあること自体、ランナーのモチベーションになる